無線資格

陸上無線技術士の試験日程|申込方法と会場確認を完全整理

陸上無線技術士の試験日程、申込方法、会場確認を解説する記事のアイキャッチ画像。カレンダーとアンテナのイラストを配置。

陸上無線技術士を受けようと思っても、「次の試験はいつ?」「申し込みはどこから?」「会場が遠かったら泊まりが必要?」と、勉強を始める前に気になることがありますよね。教材を準備していたのに、申込期限を過ぎてしまうのは避けたいところです。

先に結論を言うと、受験を決めたら、公式の試験日・受付期間・希望する試験地を確認し、そのあとに学習計画を立てるのがおすすめです。一陸技も二陸技も、免除がなければ4科目を2日間に分けて受験するため、仕事の休みや移動の予定も合わせて考えておきましょう。

私は第一級陸上無線技術士を保有し、無線回路の設計に携わっています。この記事では、初めて受けるあなたが手続きを進めやすいよう、日程から受験票、当日の準備まで順番に紹介します。

  • 次回の試験日と申込受付・支払いの期限
  • 受験資格と科目免除の確認ポイント
  • 電子申請の手順と受験料・顔写真の条件
  • 試験会場・宿泊・受験票の準備方法

執筆:レオ(第一級陸上無線技術士・無線回路設計者)/内容確認日:2026年10月21日

日程・試験手数料・手続きは、確認日時点の日本無線協会の案内に基づきます。変更される場合があるため、正確な情報は公式サイトをご確認ください。この記事で示す学習時間や移動の余裕は、準備を考えるための一般的な目安です。

陸上無線技術士の試験日程

陸上無線技術士の試験は、一陸技・二陸技ともに1月期と7月期に実施されます。まずは次回の確定日程を押さえ、申込日と試験日を別々に予定へ入れてください。

次回の試験日と受付期間

2026年10月21日時点で、次回は2027年1月期です。第一級陸上無線技術士は1月19日・20日、第二級陸上無線技術士は1月21日・22日に行われます。申込受付は、どちらも前年の2026年11月1日から20日までとなっています。

次回の陸上無線技術士国家試験
資格 試験日 申込受付期間
第一級陸上無線技術士 2027年1月19日(火)・20日(水) 2026年11月1日(日)~20日(金)
第二級陸上無線技術士 2027年1月21日(木)・22日(金) 2026年11月1日(日)~20日(金)

公式資料では「令和8年度」の案内に「令和9年1月」の試験が載っています。年度と暦年が異なるため、「2026年度の案内だから2026年1月の話」と読み違えないようにしましょう。西暦と和暦を並べると、2027年は令和9年です。

同じ年度の7月期は、一陸技が2026年7月7日・8日、二陸技が7月9日・10日に実施済みです。毎年同じ日付になるとは限りません。今後の7月期を考えている方も、前年の日付を当てはめず、その年度の発表を確認してください。

出典:日本無線協会「国家試験受験案内」「令和8年度陸上無線技術士国家試験案内(2026年10月1日付・PDF)」

申込期限と支払期限の違い

通常、申込受付は試験月の2カ月前の1日0時から20日23時59分までです。7月期なら5月、1月期なら前年11月に申し込みます。「試験の前月になったら申し込もう」では、受付が終わっているので注意してください。

次回の申請入力・登録の期限は2026年11月20日23時59分、試験手数料の支払期限は11月22日です。支払いに期限が残っていても、申請自体を22日まで待てるわけではありません。必要な情報や写真の登録まで、受付期間内に済ませる必要があります。

「入力・登録」「免除書類の到着」「支払い」は、それぞれの期限で管理しましょう。支払期限までに手数料の支払いが完了しない場合、申請は無効になります。休日を挟んでも延長されると思い込まず、余裕を持って手続きしてください。

二日間の科目別スケジュール

試験科目は両級とも「無線工学の基礎」「法規」「無線工学A」「無線工学B」の4科目です。1日目と2日目で受ける科目が異なり、免除がなければ2日とも会場へ行きます。次回の時間割は以下のとおりです。

2027年1月期の試験時間割
科目 一陸技の試験日 二陸技の試験日 開始時刻
無線工学の基礎 1月19日(火) 1月21日(木) 9:30
法規 1月19日(火) 1月21日(木) 13:00
無線工学A 1月20日(水) 1月22日(金) 9:30
無線工学B 1月20日(水) 1月22日(金) 13:00

無線工学の3科目は各2時間30分、法規は2時間です。工学科目は各25問、法規は20問の多肢選択式となっています。午後まで受ける日は、昼食や帰りの移動も含めた予定にしておくと慌てずに済みますよ。

科目免除がある方は、免除を認められた科目を除いて受験します。自分では免除されるつもりでも、申請や受験票の表示が違っていれば確認が必要です。受験科目と開始時刻は、届いた受験票でも必ず照合してください。

出典:日本無線協会「資格別・科目別試験問題数と試験時間(PDF)」

受験資格と科目免除の基本

受験そのものに条件があるのかと、試験科目を免除できるのかは、分けて確認しましょう。ここを取り違えると、受けられる試験を諦めたり、必要な免除申請を見落としたりしがちです。

年齢や学歴の受験制限はない

一陸技・二陸技ともに、年齢・学歴・実務経験による受験資格の制限はありません。無線の仕事をしていない方や、電気系の学校を卒業していない方も受験できます。「理系出身でなければ申し込めない」という試験ではないので、その点は安心してください。

また、一陸技を受ける前に二陸技を取得する必要もありません。最初から一陸技へ申し込めます。ただし、受験できることと、学習の負担が少ないことは別です。回路や電磁気の学習経験によって、準備に必要な期間は変わります。

受験級を迷っているなら、仕事で求められる資格と、最終的に学びたい範囲から考えると選びやすいと思います。両級の違いは、陸上無線技術士1級・2級の違いと選び方で詳しく紹介しています。

出典:日本無線協会「国家試験受験案内」の受験資格に関する説明

科目合格は申請して利用する

陸上無線技術士には科目合格による免除があり、同じ資格の試験で合格点を得た科目は、所定の期間内に申請することで免除を受けられます。有効期間は、その科目の試験が行われた月の翌月初めから数えて3年以内に実施される試験です。

例えば、2026年7月期に合格点を得た科目なら、起算日は2026年8月1日になります。「結果通知を受け取った日から3年」ではありません。次回申込時には、過去の試験年月・受験番号などを確認し、免除を希望する科目を正しく入力してください。

この制度は同じ資格の科目合格を引き継ぐものです。二陸技の科目合格を、そのまま一陸技の科目合格として扱うことはできません。資格の保有、認定学校の卒業、所定の業務経歴などによる免除は、別の条件で確認する必要があります。

条件や証明書の扱いは、陸上無線技術士の科目免除と免許申請も参考にしてください。最終的な免除の可否が分からない場合は、申込前に日本無線協会へ相談しましょう。

出典:日本無線協会「国家試験についてのFAQ」

陸上無線技術士の申込方法

申し込みは、日本無線協会のインターネット申請から進めます。入力画面を開く前に写真や免除情報をそろえておくと、途中で作業を止めずに進めやすいですよ。

申込前に用意しておくもの

基本的に必要なのは、連絡を受け取れるメールアドレス、規格に合う顔写真データ、氏名・住所などの申請情報、試験手数料を支払う準備です。科目免除を希望する場合は、過去の試験結果通知書や免許証番号、必要な証明書も手元に置いてください。

メールアドレスは、申し込みの認証だけに使うものではありません。写真の再提出依頼、受験票、試験結果の案内などにも使われます。普段確認しているアドレスを登録し、「@nichimu.or.jp」からのメールを受信できる設定にしておきましょう。

学校や会社のアドレスを使う場合は、卒業・異動後も結果通知まで受信できるか考えておくと安心です。免除書類の発行に時間がかかる方は、受付が始まる前に発行元へ必要日数を確認しておくとよいと思います。

顔写真の条件を確認する

顔写真は、申請時点で撮影から4カ月以内のものを用意します。正面を向いた無帽・無背景の写真で、頭の上に余白を取り、白枠を付けないことなどが条件です。スマートフォンで撮る場合も、壁の継ぎ目や顔の影が目立たないか確認してください。

公式案内の目安は、縦横比が5対4、縦600×横480ピクセル程度、容量50~300KB程度のJPEG画像です。ピクセル数や容量だけ合わせても、顔が小さすぎたり頭が切れていたりすると、適切な写真とはいえません。

陸上無線技術士の電子申請に使用する顔写真について、縦横比5対4、縦600×横480ピクセル程度、JPEG形式、50~300KB程度、撮影から4カ月以内などの条件を説明する図解。

iPhoneなどで撮影した画像がHEIC形式になっている場合は、JPEGに変換してから準備します。拡張子だけを「.jpg」に書き換えても形式の変換にはなりません。顔写真の審査で再提出を求められた場合に備え、申込後もメールを確認しましょう。

出典:日本無線協会「申請用顔写真データの事前作成と登録の流れ」

電子申請から支払いまで

日本無線協会の公式サイトから「無線従事者国家試験の電子申請」へ進み、案内に沿って受験する資格と試験地、申請者情報を入力します。「第一級陸上無線技術士」と「第一級陸上特殊無線技士」は別資格なので、名前を省略せず確認してください。

  1. 受験する資格・試験期・希望試験地を確認する
  2. メールの受信確認を行い、申請情報と顔写真を登録する
  3. 科目免除を希望する場合は、免除情報を入力する
  4. 入力内容を確認し、支払方法を選んで期限内に納付する
  5. 受付・入金に関する案内を保存し、追加連絡を確認する

支払方法は、クレジットカード・コンビニ・ペイジーから選択できます。特にコンビニなどで後から支払う場合は、申請画面を最後まで進めただけで終わりにしないよう注意が必要です。支払情報と完了を確認できるメールは、受験票が届くまで保存しておきましょう。

資格・試験期・試験地の選択、メール確認と写真登録、必要な科目免除情報の入力、支払い、受付・入金案内の保存という電子申請の流れを示す図解。

申込先:日本無線協会「国家試験の申請手続き」。支払方法の詳細は「国家試験手数料の支払い方法」で確認できます。

免除書類は必着期限に注意

認定学校の卒業や業務経歴による科目免除を初めて申請する場合は、画面への入力に加えて、卒業証明書・科目履修証明書や経歴証明書などの原本を送る必要があります。原則として受付月20日までに、日本無線協会本部へ必着です。

「締切日に発送すれば大丈夫」という消印有効の扱いではありません。学校へ書類を依頼する日、受け取る日、郵送に必要な日を逆算してください。今回なら、11月20日の入力期限だけを意識するのではなく、その日までに書類が届く予定を立てます。

一方、科目合格や資格保有による免除では、試験年月・受験番号や免許証番号などを入力する手続きになります。自分の免除理由を確認し、不要な書類を一律に集めないようにしましょう。氏名変更がある場合など、判断に迷う点は協会本部へ問い合わせてください。

受験料とキャンセルの扱い

2026年10月1日付の試験案内では、試験手数料は一陸技が18,800円、二陸技が16,400円です。さらに振込にかかる手数料308円が案内されています。古い記事や参考書に載っている金額と異なる場合があるため、今回の申請画面でも確かめましょう。

確認時点の試験手数料と納付額
資格 試験手数料 別途手数料 合計
第一級陸上無線技術士 18,800円 308円 19,108円
第二級陸上無線技術士 16,400円 308円 16,708円

申請受付期間が終わった後は、試験手数料は返金されません。当日の欠席や遅刻で受験できなかった場合も、次回の試験へ充当することはできないと案内されています。勤務の調整や交通費・宿泊費も含めて、受験できる日程か確認してから申し込んでください。

試験会場と宿泊の確認方法

申請時に選ぶ「試験地」と、当日に向かう「試験会場」は同じ意味ではありません。都市を選んだ段階と、建物が分かった段階の2回に分けて、移動の予定を確認しましょう。

試験地は資格と試験期で異なる

2027年1月期の一陸技は、東京都、札幌市、仙台市、長野市、金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、松山市、三豊市、熊本市、那覇市で実施予定です。二陸技は、これらの試験地に舞鶴市が加わります。

注意したいのは福岡市の扱いです。令和8年度の案内では、福岡市は7月期の一陸技・二陸技の試験地で、1月期の実施はありません。「陸技の試験会場一覧に福岡がある」という情報だけで、どの試験期でも選べると思わないようにしてください。

近い都市が複数ある場合は、自宅からの距離に加え、朝の電車の本数や乗り換え、宿泊の必要性も比べると選びやすいと思います。ただし、申請時点で具体的な建物まで指定できるとは限りません。試験地の表は、その年度・試験期・資格の欄を横にたどって確認しましょう。

会場の建物は受験票で確認する

実際の試験会場は受験票で通知されます。公式の会場一覧に載っている建物が、今回の自分の会場だと決まっているわけではありません。同じ都市でも複数の施設が掲載されているので、受験票に書かれた会場名と住所を確認してください。

申請時には試験地となる都市を選び、試験会場の具体的な建物名と住所は受験票で確認することを説明する図解。

地図アプリでは、建物名だけで検索すると似た名称の施設が出ることがあります。住所まで照合し、最寄り駅の出口から入口までの道順を確認しておきましょう。大きな建物なら、受付階や利用する入口など、受験票に付いた案内も見ておくと安心です。

試験の問い合わせ先として載っている支部事務所と、試験会場の建物が一致するとは限りません。まず受験票で会場を特定し、そのあとに日本無線協会の「試験会場案内」でアクセス方法を確認する順番がおすすめです。

二日間の移動と宿泊を考える

免除なしで受験する方は、2日続けて朝から試験があります。自宅から遠い場合、初日の朝に間に合うかだけでなく、初日が終わってから翌朝までどう過ごすかも考えておきたいところです。往復の負担が大きければ、前泊や試験日間の宿泊が候補になります。

宿を選ぶときは、試験地の都市名だけで決めず、会場が通知された後の移動を想定してください。予約を先にするなら、変更・取消条件を確かめておくと予定に合わせて見直しやすくなります。宿泊料金は時期によって変わるため、一律の予算で考えない方がよいでしょう。

◆ワンポイントアドバイス

陸技の試験は2日間にわたります。自宅から遠い試験地を選ぶ方は、事前の場所確認をぜひしておいてください。私なら「試験開始に間に合うか」に加えて、「2日目も無理なく会場へ行けるか」を見て、宿泊が必要か判断します。

試験地の変更は早めに相談する

申し込んだ後に転勤など、やむを得ない事情で試験地の変更を希望する場合は、受験票到着後、当該試験日の10日前までに、申請した試験地を担当する日本無線協会の事務所へ連絡するよう案内されています。

これは、好きな会場へ自由に変更できるという意味ではありません。変更が可能か、どのような手続きが必要かを担当事務所へ確認しましょう。受験票が届く前に事情が分かっている場合も、相談先を確認しておくとその後の対応がしやすくなります。

また、試験地の変更と試験日の変更は別です。受験票に記載された日時を、個人の予定に合わせて動かすことはできません。仕事の休みが取れないといった事態を防ぐためにも、申し込みの前に2日間の予定を確保しておいてください。

受験票と当日の準備

申請と支払いが終わったら、受験票の受け取りと当日の持ち物を準備します。勉強に集中する時期ほど、印刷や交通経路の確認を早めに済ませておくと気持ちが楽になりますよ。

受験票はA4用紙に印刷する

陸上無線技術士の受験票は、試験日の約1カ月前に電子メールで送付されます。送付日は日本無線協会の公式サイトで案内されるため、発表を確認してください。郵便で届くものと思って待ち続けないようにしましょう。

受験票のPDFはA4用紙に印刷し、試験当日に持参する必要があります。スマートフォンに保存するだけでは準備完了になりません。自宅にプリンターがなければ、コンビニなどの印刷サービスを利用する方法もあります。

印刷したら、顔写真、氏名、受験資格、試験科目、日時、会場を確認します。送付日を過ぎてもメールが届かない場合は、迷惑メールや受信容量を確認したうえで協会本部へ問い合わせてください。登録したメールアドレスを変更した場合も、連絡が必要です。

出典:日本無線協会「国家試験受験までの流れ」

開始15分前までに入室する

試験開始前に説明があるため、開始時刻の15分前までに入室してください。9時30分開始の科目なら9時15分、13時開始なら12時45分までの入室が必要です。駅への到着や建物の入口への到着ではなく、試験室へ入る時刻として考えましょう。

私は、乗り換えの失敗や道に迷う時間も見込んで、指定時刻より余裕を持つ計画をおすすめします。ただし、早すぎる到着時に施設内で待てるかは会場次第です。開場時刻などの案内がある場合は、その指示に従ってください。

開始時刻に遅れた場合、原則として受験できません。1月期は大雪などによる運行の乱れにも気を付けたいところです。公共交通機関の途絶などで受験できなくなった場合は、試験地を担当する協会事務所へ早めに連絡しましょう。

持ち物と電子機器の注意点

基本の持ち物は、印刷した受験票、HBまたはBの鉛筆もしくはシャープペンシル、消しゴムです。芯や筆記用具の予備もあると安心ですね。会場に駐車場・駐輪場はないと案内されているため、車で行って空きを探す予定にはしないでください。

試験中は、スマートフォンやスマートウォッチなど、通信・記録・計算機能を持つ電子機器や音の出る機器の電源を切り、かばんへしまいます。電卓などの計算器具も使用できません。普段から電卓を使っている方は、過去問演習でも手計算する時間を設けておきましょう。

昼食、飲み物、防寒用の上着などは、自分の受験科目と会場の案内に合わせて準備します。持ち物の一覧を作っておけば、2日目に受験票や筆記用具を宿へ置き忘れることも防ぎやすくなりますよ。

陸上無線技術士の試験当日に必要なA4印刷の受験票、HBまたはBの筆記用具、消しゴム、開始15分前までの入室、電子機器や電卓の使用禁止を整理した図解。

出典:日本無線協会「受験における注意」および陸上無線技術士国家試験案内

試験日から逆算した準備

日程と手続きの見通しが立ったら、残っている期間を過去問演習と理解の補いにどう使うか考えます。学習量は人によって異なるので、まず自分が使える時間から出発しましょう。

残り期間と学習時間を計算する

「試験まで3カ月ある」だけでは、実際に勉強できる量は分かりません。例えば、平日に30分ずつ、土日に各2時間なら、1週間で6時間30分です。12週間続けた場合は78時間になりますが、仕事や家族の予定がある週は、その分を差し引いて考えます。

これは合格に必要な時間の基準ではなく、計画の立て方の例です。受験する科目数、電気・電子の基礎知識、過去問を解いた手応えによって、必要な準備は変わります。試験直前まで新しい教材を進める予定で埋めず、間違えた問題を解き直す時間も残してください。

◆ワンポイントアドバイス

私は一陸技を一度ですべて合格したわけではなく、科目合格制度を使いながら3回の受験で取得しました。1回で4科目を目指すか、複数回を見込むかは、使える時間から考えてよいと思います。複数回に分ける場合は、免除期間と再受験の費用も一緒に見ておきましょう。

過去問で教材と進め方を選ぶ

最初に日本無線協会の「試験問題と解答」で、受験する級の問題を一度見てみてください。答えが合うかに加えて、式の意味が分かるか、途中の計算を書けるかを確かめると、自分に足りない学習が見えてきます。

問題の意味は分かるけれど解法が出ないなら、解説付き問題集を中心に進める方法があります。用語や回路そのものが分からない場合は、その科目の参考書で基礎を補いましょう。講座を検討する場合も、受講期間が本番に間に合うか、必要な科目を学べるかを確認してください。

教材を増やしすぎるより、中心となるものを決めて、間違えた理由を確認しながら解き直す方が続けやすいと思います。具体的な選び方は、陸上無線技術士の参考書と問題集の選び方に、演習の進め方は陸上無線技術士の過去問活用と公式ダウンロード先にまとめています。

合格発表と免許申請まで確認

試験結果は、試験終了後おおむね3週間以内に電子メールで案内されます。通知日は試験の際に知らせるとされているため、固定の日付で思い込まず、当日の案内を確認してください。案内に従い、所定のサイトから試験結果通知書をダウンロードします。

科目合格がある場合は、次回の免除申請に使えるよう、試験年月と受験番号が分かる通知書を保存しておきましょう。全科目に合格した方は、別途、無線従事者免許の申請が必要です。試験合格と免許証の交付は、同じ手続きではありません。

個人情報を伏せた第一級陸上無線技術士の無線従事者免許証
個人情報を伏せた第一級陸上無線技術士の無線従事者免許証。試験合格後は、免許証の交付を受けるための申請が必要です。

免許申請は、現在の住所または試験地を管轄する総合通信局などの案内に沿って進めます。会社で資格を使う期限がある方は、試験日だけでなく、結果通知から免許申請までの期間も予定に含めておくと安心です。

出典:日本無線協会「試験結果の通知」

申込前の最終確認

最後に、申し込みで迷いやすい点を確認しておきましょう。日程と会場の準備ができれば、あとは学習に使う時間を確保しやすくなります。

陸上無線技術士試験のよくある質問

Q1. 次回の試験はいつで、申し込みはいつからですか?

A. 2026年10月21日時点では、一陸技が2027年1月19日・20日、二陸技が1月21日・22日です。両級とも、申込受付は2026年11月1日から20日まで。支払期限とは異なるため、入力・登録を先に済ませてください。

Q2. 未経験でも一陸技へ直接申し込めますか?

A. 申し込めます。年齢・学歴・実務経験による受験制限はなく、二陸技を先に取る必要もありません。初めて電気や無線を学ぶ場合は、過去問を見て、基礎から学ぶ時間を含めた予定を立てると進めやすいですよ。

Q3. 二日間とも会場へ行く必要がありますか?

A. 免除がなく4科目を受ける場合は、2日とも受験します。科目免除が認められ、残る科目が1日にまとまっている場合は、その科目のある日の受験になります。自己判断で決めず、免除情報と受験票の記載を確認してください。

Q4. CBTで好きな日や近くの会場を選べますか?

A. 確認日時点で、一陸技・二陸技は随時受験できるCBTの対象ではありません。公式に発表された試験日と試験地で受験します。第二級・第三級陸上特殊無線技士などの案内と取り違えないよう、正式な資格名を確認しましょう。

Q5. 受験票のメールが届かないときはどうしますか?

A. 公式サイトの送付日、迷惑メール、受信容量などを確認し、届いていなければ協会本部へ問い合わせてください。当日はA4用紙へ印刷した受験票が必要なので、試験直前まで放置せず、印刷する時間も見込んで確認しましょう。

試験日と申込期限を先に押さえる

陸上無線技術士の受験準備は、試験日と受付期間を予定に入れるところから始めましょう。2日間の受験になる方は、仕事の休みや移動、必要に応じた宿泊まで考えておくと、直前に慌てずに済みます。

  • 受験する級の最新日程と申込期間を公式案内で確認する
  • 顔写真・免除情報を準備し、登録と支払いを期限内に済ませる
  • 受験票で会場を確認し、A4用紙に印刷して持参する
  • 試験までに使える時間から、過去問演習と復習の予定を立てる

まずは受験する試験期を決めて、申込開始日と締切日をカレンダーへ入れてみてください。手続きと移動の見通しを付けてから、過去問と苦手分野の学習に時間を使っていきましょう。

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